こんにちは、web制作ナビです!
「コピーライター」について知りたい方必見!
「コピーライター」は、言葉を紡ぐ人です。
言葉を使い商品を売ったり、言葉で人の感情に語りかける職業になります。
当記事では、「コピーライター」について仕事内容や必要なスキル、未経験からなる方法を詳しくご紹介します。
- コピーライターについて知りたい。
- コピーライターの具体的な業務内容を知りたい方。
- コピーライターへ転職を考えている方。
コピーライターとは?
コピーライターとは、商品やサービスがユーザーの目に止まるように、広告、パッケージ、ロゴ、webサイトなどに載せるキャッチコピーや企業のイメージ訴求のコピーを書く職業です。
いわば言葉を使用し、ユーザーに訴えかける「言葉を紡ぐ人」です。
ですが、良いコピーを書くためには、商品や企業の特徴を理解することはもちろんのこと、ターゲットとなるユーザーを調査するマーケティングスキルと、ユーザーに共感を得るためのライティングスキルが必要となってきます。
有名なコピーライター
コピーライターについては、なんとなく理解できたけどコピーってどんなものだろう?と疑問をお持ちの方のために日本を代表する有名なコピーライターの作品を一部ご紹介します。
どのコピーも誰しもが一度は目にし、聞いた事があるものばかりだと思います。
糸井重里
・トンネルのむこうは、不思議の町でした。(千と千尋の神隠し)
・僕の君は世界一(パルコ)
仲畑貴志
・愛情一本チオビタドリンク(大鵬薬品工業)
・愛とか、勇気とか、見えないものも乗せている。(JR九州)
佐々木宏
・ニューヨークへ、行こう(全日本空輸)
・ダメ。ゼッタイ。(厚生労働省/麻薬・覚せい剤乱用防止センター)
コピーライターの仕事内容
コピーライターの仕事は、単に良いコピーを書くだけではありません。
良いコピーを書くためには、それなりのプロセスが必要となってきます。
ヒアリング
コピーライターのお仕事に限らず、クライアントからの依頼がなければ仕事は始まりません。
特にヒアリングは最初のステップで最も重要です。理由として、この段階でクライアントが求めていること、悩みは何か、依頼の背景などを理解する事が制作において非常に大切となってくるからです。
先述しましたがコピーライターのお仕事は、言葉を使用し商品価値や企業イメージをユーザーに届けることです。そのために商品が出来上がるまでの背景、企業ブランディングなどを知っておかなければなりません。
コンセプト設計
コンセプト設計では、ヒアリングで得た情報をもとに、どのターゲット層(年齢、性別、職種など)に向けてコピーを制作するか方針を決めます。
この段階では、ディレクターやマーケターと共に市場分析や競合分析を行いターゲット層を絞っていきます。
Webディレクターになるには?未経験から転職する方法、有効な資格を徹底解説!!コピー制作
コピーの方向性が決まったら、いよいよコピー制作にはいります。
方向性をもとに、どのようなフックにするか、どのようなボディコピーにするか考え、1案〜10案ほど制作しクライアントに提出します。
フックとは、誰しもが立ち止まるような、心に響くフレーズや要素を呼びます。
ボディコピーとは、広告やwebサイトに存在する本文のことを呼びます。
提案・納品
最後に制作したコピーをクライアントに提案します。
提案したコピーをクライアントが承諾したら、コピーの納品となり制作終了となります。
ただし、必ずしも承諾が得られるとは限らず修正がはいることもあります。大抵1度目の提案でOKが出ることはなく、何度か修正したのち納品となるケースが多いです。
コピーライターに必要なスキル
コピーライターに必要なスキルは多岐にわたりますが、今回は最低限必要なスキルを4つ紹介します。
ライティングスキル
コピーライターは、ユーザーの目に止まるような文章を制作しなければなりません、そのためライティングスキルは必須と言えます。
コピー制作において、クライアントに提案するコピー案は10案以上必要となります、時には100案なんてこともあります。
良いコピーを制作するためにできることは、とにかくアウトプットし人に見てもらう機会を多くつくることです。インプットのみの自分自身の評価では、個人的主観が強くなります。コピーは人に見てもらい初めて効果を得ます。人によってコピーの良し悪しが違います。そのため、多くの人に見てもらい、色々な価値観を吸収しましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、コピーライターにとても重要なスキルです。クライアントの意向を汲み取るためにも必要となってきますが、時にコピーライターはインタビューアーになることもあります。
その際にコミュニケーション能力がなくては、相手の言葉をうまく引き出せません。その他にもコピーライターは社内会議や、クライアントとの打ち合わせなど多くの人と交流するため、コミュニケーション能力は必須です。
マーケティングスキル
コピーを制作する背景には、クライアントの要望、企業の課題を解決する事があります。それらを解決するために市場分析や競合分析といったマーケティングスキルが必要となります。
入念なマーケティング調査に基づいてコピーを制作しなければ十分な成果を得ることは困難といえます。コピーライティングの本質は「企業のマーケティング戦略の一部」なのです。
ですので、必ずコピーを制作する際は、自分自身が書きたいコピーを書くのではなく、マーケティング戦略を意識したコピーを書くことを心がけましょう。
情報収集力
ヒアリングやインタビューをする際は、必ずクライアントの事前情報を収集する必要があります。事前に情報を収集することで、クライアントの理解を深めるとともに、言葉をうまく引き出すことにも繋がります。
その他にも世間で流行している言葉などを、文章に含めることで多くの人の関心を生むコピーを制作することもできます。そのためコピーライターは常にアンテナをはり情報を収集する必要があります。
未経験からコピーライターになる方法
経験からコピーライターになる方法をご紹介する前に、皆さんの多くが疑問に思っている「未経験からコピーライターになれるの?」についてお答えします。
ズバリ!未経験からコピーライターになれます!!
実際に多くの人が未経験からコピーライターになっています。先にご紹介した日本を代表するコピーライターも例外ではありません。
ですが、先述したスキルを習得する必要があります。特にライティングスキルとマーケティングスキルを習得する学習方法をご紹介します。
独学
まずは独学です。独学のメリットは学習費用を安価に抑えられる点にあります。
独学での実際の学習方法は「本を多く読む」に限ります。コピーライターは言葉を使用し文章を制作するお仕事です。そのため多くの文章に触れる事がとても重要です。ですが、ただ読むだけではダメです。
具体的な学習方法は、本を読み自身が「気になった文章」や「印象に残った文章」をノートに書き留める事です。そうして自分だけのオリジナルコピー手帳を制作します。オリジナルコピー手帳は実際にコピー制作する際に、言い回しやフレーズを参考として使用できます。
おすすめの本は東京コピーライターズクラブが発行している「コピー年鑑」です。こちらは毎年優れた広告コピーをまとめ広く紹介している本になります。その歴史は古く1963年の創刊から現在まで、その時々の時代性を広告という側面から反映したものであり、コピーライターのバイブルと呼べるものになります。
コピーライター養成講座
私が最もおすすめする学習方法は「コピーライター養成講座」を受講することです。受講費用は多少かかりますが、それだけの価値があります。私が勤めている制作会社でも新人コピーライターは社員研修の一環として必ず受講しています。
おすすめのコピーライター養成講座は「宣伝会議」が主催しているものになります。
宣伝会議のコピーライター養成講座では、コピーライティングの基礎からクライアントワークまで網羅しており、卒業制作では実際に大手企業の宣伝担当が登壇しオリエンから提案まで実際の広告制作を体験できます。
未経験から実践的な広告制作を経験できることは就職・転職活動に必ず有利に働くため、コピーライター養成講座への受講を強くおすすめします。
コピーライティングの賞・コンテストに応募する
コピーライターになる一つの方法として「コピーライティングの賞を受賞」して、その世界に入ることが挙げられます。受賞経験があれば就職・転職活動の際に大きなアピールポイントとなります。
代表的なコピーライティングの賞・コンテストを紹介します。
宣伝会議賞とは、コピーライター養成講座を運営する宣伝会議が主催の「コピーライターの登竜門」と呼ばれる賞になります。
宣伝会議賞の課題は、協賛企業が実際にアピールしたいものとなるため、応募した作品が実際に使われることもあります。
TCC賞とは「東京コピーライターズクラブ」が主催する賞になります。
前年度に実際に使用された広告の中から、優秀作品を選出し、東京コピーライターズクラブが発行する「コピー年鑑」にその作品と名が掲載されます。
そのため基本的にはコピーライターとしての経験がある人向けの賞となります。
その他にも「朝日広告賞」や「読売広告大賞」など多くの賞やコンテストがありますので応募してみてはいかがでしょうか?
まとめ
多くの方がコピーライターはクリエイター職だと思っていますが、本質は企業のマーケティング戦略の一つなのです。
そのためライティングスキルと同様にマーケティングスキルも重要となってきます。
これからコピーライターを目指す方は、コピーの本質や、クライアントワークを理解するためにも「コピーライター養成講座」の受講を強くおすすめします。